頬に熱が集まってくのを感じる。



再び霞に視線を戻すと、彼女は少しだけ微笑んでいたように見えた。

そして、彼女は歩き出す。


一番大切な人からもらったかんざしを握りしめて。


幸助さんは霞の手をとって、一緒に光に向かって足を進めた。


“ありがとう”

最後に聞こえた聲は、幸せに満ちていた。


世界が光に包まれる。