“……………わたしは…”



その時だった。

祭壇の方から、一人の青年が現れた。


「あのひとは…」

俺たちを案内してくれた人だ。


霞はその青年にハッと顔をあげ、震える手で口元を抑える。



“……幸助さん”


幸助さん…?え…あの人が?


その幸助さんは光の方へと歩き出した。

そして一歩手前で足を止め、霞を待つように振り返る。