「だから霞、北見や神様やコースケとやらが許さなくても、私は情状酌量だ。
殺すまではやりすぎだけど、若気のいたりと言うのもので許す!」


「……………………」


なんか、拍子抜けだ。

こんな簡単に許されるものなのか。


…そうだよな。
罪っていうのは、他人がその度合いを決めるものなんだ。

許すも許さないも、自分の考えなんて必要ない。


理不尽だけど、それでいて平等だ。


“………ありがとう”