どれくらい腰を抜かしていただろうか。 たったの数秒にも思えるし何時間にも思える。 カラカラ…と半分しか開いてなかった扉が開いた。 中から現れたのは、さっき見た赤い着物の女。 ……いや違う。 もとから赤いんじゃない。 返り血で、赤く染まってるのだ。