一人でゾッとしてると、ふとあることに気づいた。


この短刀、どこかで見たことあるような…。


「あ、…」


そうだ。
霞の記憶の中で見たんだ。

彼女はこれで自分の身を羅刹に捧げ、羅刹とひとつになろうとしてたんだ。


何となく縁起が悪いものに感じて、短刀を離そうとすると

「!」

もう目の前に、霞が斧を振り上げて迫っていた。


殺される…!