俺がただ呆然としてると、ヒュッと室内からなにか鈍く光るものが飛んできて男の後頭部に当たった。 鮮血を撒き散らしながら、男は力尽きたように倒れる。 俺は悲鳴をあげることもできず、ただその場に座り込み情けなく震えていた。 ………なんだよ。 なんだよこれ。 ここは本当に、現実か…?