扉の先、神社の中には左右に別れる廊下が続いていた。


右はどうやら階段のようで下に続いてる。

左は奥に曲がり角があり、2階の捜索ができるらしい。


「右に行こう」

ふと唐突に凪原が右の廊下を歩き出した。

「お、おい!?」

怪訝に思いながらも、あいつを一人にするわけにはいかず俺はあいつのあとを追いかける。

突き当たりの壁に血が飛び散って少なからず足がすくんだが、ええいと首を振って階段を下りた。