突然の展開に、俺は間抜けにポカンと口を開ける。



こんなところに村があったのか…。

先程見えた光は家の灯りだったらしい。



集落は深い霧に覆われていて、人の気配がしない。

廃村......だろうか。



その時、ぞわりと背筋に寒気が走った。