さっきからこんなのばかりだ。


俺は血は苦手…大嫌いだが、幽霊には血はついてなくただ体がなます切りにされてるだけだからそんなにビビらない。


しかし気持ち悪いことこの上ない。



”逃がサない……“



「北見、階段がある」

凪原は手燭で前方を照らし出した。


古い作りの階段が、奥に続いている。

今にも壊れそうだが、支えなどはしっかりしていて見た目より丈夫そうだ。


手燭で奥を照らしてみても、廊下が続いてるということしかわからない。