はじめて見る赤い液体に、ただただ恐怖していた。


このままじゃ、弟が死んでしまう…!


俺は助けを呼ぼうと当たりを見回した。


けれど悪天候の日に外に出る人なんていなくて、俺は自分の無力さについには泣き出してしまう。


”うぇーん…うぇーん…“