「凪原、体冷やすなよ。お前ただでさえ軽装…」 なんだから、と続けようと振り向いて俺は信じられないものを見た。 凪原が怯えてる。 「……お前…何してんの」 床にうずくまり耳を塞いでる凪原に問いかける。 もしかしてまた腹が減ったのだろうか。 やっぱりクッキーだけじゃ腹の足しにもならないのだろう。 うんそうだよ。雷ごときで凪原が怯えるわけがない。