桜に導かれるように、私はここに来てしまった。

聲が聞こえたのだ。

タスケテと。


私と同じく遭難者が近くに居るのかと進んでいってしまったのが運のつき。


村は不気味な霧に覆われ、戻ろうとしても霧が行く手を阻み戻ることはできない。


この村には神とも化け物ともつかない存在を古くから奉ってるようだ。

私はその詳細を確かめるため、鳥居を抜けこの桜坂家に来た。


度々現れるあの少女は、あの泣きじゃくる少女は、一体何者なのだろう。