“報イヲ…………” 扉の先は、蔵のようだった。 箪笥や埃を被った屏風、長櫃。 灯りは隅に燭台が頼りない光を放ってるだけで、蔵全体の雰囲気は暗い。 燭台のそばに扉がありそこから神社内に入れるようだ。 俺はその扉を開け、すぐさま閉めた。