ザクザク…とろくに整理されてない森を歩く。 たまに木の根っこや雑草が足につっかかってつまずいてしまう。 なんかもう疲れてきた。 ふと背後を振り向くと合宿所の屋根が木々の隙間から見える。 そう遠くへは行ってないはずだ。 俺の体内時計が正しければ、まだ歩いて5分程度。 なのにもう息切れとか…。 吹奏楽部じゃなくて運動部入ればよかった。