な、何?




「どうして、知ってるの?」

「そりゃ、知ってますよ。
ずっと姉さんを見てたんですから。」

「お前、顔に似合わず怖いな。」

「五月蝿いです。貴方たちに分かってたまりますか。
姉さんは中学生まで大切に大切に育ててきた僕の理想の女性なんです。
服はもちろん、下着や身に着ける物まで全て僕好みなんです。」

「下着って・・・呆れて何も言えないよ。
で、何色の下着が君は好みなの?」

「翠も何聞いてんだよ!!
頭のネジでも外れたのか!?」

「好きな女の子の下着は気になるでしょ。
そういうお年頃なんだもん。」

「何だよ!もんって・・・可愛くねぇんだよ!!」

「僕は姉さんに合う下着は白だと思ってます。」

「それで、刹那も何真面目に答えてんだよ!!」

「僕は黒がいいね。
セクシーさも鈴蘭にはあるから。」

「そうですね、それもアリです。
でも、できれば純白のウエディングドレスに似合う下着がいいです。
もちろん、お嫁に貰うのは僕ですけど・・・。」

「近親相姦。
もしかして、鈴蘭のあのメルヘン思考は君が教えたものだね。」

「そうですけど・・・何か?」

「あの思考のおかげで鈴蘭は未だに友達が0人だよ。
どうするの?」

「大丈夫です。
僕も友達がいませんから。」

「それ、笑顔で言うことじゃないだろう!!」

「あ、慧いたんだ。」

「いたんですね、気づきませんでした。
さすが、影が薄いだけありますね。
ついでに髪の毛も薄いんじゃないですか?」

「お前・・・言いたいこと言い放題だな。
俺は剥げてません!!
ついでに影もうすくありませんからぁ!!」