その反応は少し傷つくんだけど・・・。


いや・・・ムカつく?




「でも、苗字が違うでしょ。」




私達二人の苗字について疑問を抱いたらしく翠君が尋ねてきた。




「私達の両親は離婚しているんだよ。
私は母親について行って刹那は父親についていったの。
そこから私達は話すことは無くなった。
でも、同じ学校だし、私は話したかったから・・・・・・。」

「学校を卒業したら話す機会はなくなるだろうと考えた君はストーカー行為をしながら話す機会をうかがった・・・・・・ってことかな?」




ストーカー行為って・・・・・・なんか言い方が感に触る!




「姉さん・・・ストーカーしてたの?」




刹那が純粋な目で見てくる。


うっ・・・そんな目で汚らわしい私を見ないで!!




「そ、その・・・えっと、少し後をつけただけでストーカーなんてして・・・・・・ない、よ?」




苦し紛れに言うと隣で見ていた翠君と慧君がジーと見てくる。


この二人の視線が最も痛い。