「私は、白崎刹那に話があるから邪魔をするならどこかに行ってよね。」




ただ今までのこの二人の会話を見ていた刹那は頭が付いていけてないような感じだった。


ごめんね、面倒な二人がおまけで付いてきて。




「で、話ってのは何かな?」




刹那が私のほうを見て話を戻す。




「久しぶりにきちんと話すね。
刹那がお父さんに付いていってから私達は話すことが無くなった。
でも、私はまた刹那と話したい!駄目・・・かな?」




不安そうな目で見ていると刹那はニコッと笑った。




「ありがとう、姉さん。
僕もずっと話したいと思ってたよ。」




すると、刹那は私の体をギュッと抱きしめた。


久しぶりに刹那を抱きしめ返したら懐かしさがこみ上げてきた。



でも、私達二人を見ている双子組は何故かキョトンと首を傾げた。




「なぁ・・・鈴蘭。お前たちって―――――「双子です。」・・・だよねぇ。」




何がだよねぇなのかは分からないけど刹那が双子だと言った瞬間曖昧な顔をした。