「やっぱり、この話はなかったことにs「それは駄目だから。」・・・・・・。」




しようと言おうとしたら翠君に止められた。


そこで一つの疑問が浮かんだ。



どうしてこの二人には友達がいないんだろう?

少なくとも容姿は優れている。やっぱり、中身が最悪だから?


特に翠君とかそうだし・・・。




「なんかわかんねぇんだけど・・・話しかけても皆よそよそしいんだよな。」




あぁ・・・なるほど、容姿が優れているから近寄りがたいってことか。




「君に友達がいない理由はなんとなく想像ができるよ。
どうせ、いつも一人寂しく本を読んでいたんでしょ?」

「何か問題でも?」




それの何がいけないの?




「私にはいつか王子様が来てくれるから大丈夫!」

「病院行ってきた方がいいよ。その頭、なんとかしてきたら?」

「翠君のその腹黒さも病院に行って直してもらったらいいんじゃないの?
あ、腹黒さはいくら先生でも手が付かないかもね。」

「君のそのメルヘン思考よりはいいんじゃないの?」

「メルヘンの何がいけないの?
今の時代はそういう思考の持ち主が必要とされているのを知っているかな?」

「僕にはただの現実逃避をしている可哀想な痛い子にしか見えないけどね。」




ああいえばこういうような感じで話が一向に進まない。