この愛に抱かれて

夕食の準備をするため、二人は近所のスーパーマーケットに出かけた。



「これからは、お前さんが買い物と料理の当番だからね」




道子は何の躊躇いもなく、そう言った。




響子が戸惑っていると、



「返事は?」と、聞きかえした。




「はい」



響子は迫力に圧倒されて返事をした。