「よーし、みんないいか、明日は
午後の授業はなしで、
早く帰れるぞー」
帰りのホームルームの時間、
担任の山口先生の言葉に
クラスの男子は
「よっしゃー!」とガッツポーズ
女子は「勝吾くんとまたお弁当食べたかったのに…」とため息。
なんだこのクラス。
そう思うと俺はおかしくて笑っていた。
「じゃあな、さよなら!」
先生はそれだけいうと
男子はさっさと帰っていく。
先生も廊下へと出ていく。
「勝吾くん、一緒に帰らない?」
またこいつか。
蘭子が話しかけてくる。
「ごめん、先生に呼ばれててさ…」
と手を合わせて申し訳なさそうに
適当な嘘をついた。
