ガチャと潤は、会議室のドアを開けた。






「「失礼しま…!」」





二人は驚いた。何故ならいつも忙しいはずの父がいたからだ。






「いやー待っていたよ」






俊一は呑気そうに潤たちに話し掛けて来た。







『親父何で手紙なんかで呼び出したんだよ!』






「え!?それはね…」





俊一は、急に真剣な顔になって…




「お前たちは〝麻薬〟って何だか分かるか?」と二人に問いかけた。





直ぐに小雪が「それって薬だよね」と答えた。




『!…』




潤は、黙って何も話さなかった。