家…




『ん…あれ?俺…さっきまで理科室にいたはず…』





潤が気づいた時には既に自分のベッドに寝ていた。





その時、部屋のドアが開いた




桜井がおかゆを持って来た。



「潤気がついたか!よかった…潤のおかげで無事解決したよ!ボイスレコードが証拠になって栗山はすべて自供した。それに潤…熱があったよ…これからは身体に気をつけて…」





桜井は潤の体調が悪いことを知っていた。





けれども潤は自分では熱があることに気付いていなかった。





『はい…』




「星輝高校は、組織と繋がっている可能性が高い」





『そうですか…なんとしても俺が食い止めないと…』




「そのためにはとりあえずおかゆ冷めるから潤食べて」





『はい…いただきます』




潤は、その味に懐かしさがあった…。




『ごちそうさま』




「うまかったか?」




『はい…』




「ゆっくり休んで早く治して…それじゃあ僕は、仕事に戻るよ」と桜井は潤の部屋を後にした。








それから潤は、桜井に言われた通りゆっくり身体を休めた。