「早瀬くん! 大丈夫…?」 私は早瀬くんの元に駆け寄る。 「ん、あぁ、大丈夫だよ」 「そっか…。よかった。 それにしても早瀬くんさっきの喧嘩…」 「月夜!! …大丈夫か?」 私が言葉を言い終える前に早瀬さんが早瀬くんに声をかける。 「あぁ。大丈夫」 「…俺さ、医者になる。 お前のおかげで本音言えて楽になった。 ありがとな。」 「セイヤさーーん!! どっか食いにいきましょーよ!」 後輩らしき人が早瀬さんを呼ぶ。 「…じゃあ俺行くから。 また家でな」 「あぁ」