「あー、それは彩芽が一緒に来てくれたらただの幼なじみに戻ってくれるって言うから。」
な、なんだぁ…。
そうゆうことだったんだ。
私心配して損したよ…。
ん?でも尚紀が彩芽ちゃんと早瀬くんがキスとかなんとか言ってたような…。
「あのさ、その…彩芽ちゃんとキ、キスしたりした?
な、なんか弟が公園でこの間みたって」
「公園?
あー、あれか。してねぇよ。
彩芽がこけたから支えただけ。
きっと後ろからみたからそう見えたんじゃね?」
尚紀のやろーっっ!!
でも誤解ならよかったよ。うん。
それに…
早瀬くんに好きって言ってもらったんだもんっ
「えへへー♪
なんか私一生分の運今日で使い切っちゃたかも」
それくらい嬉しいんだ、私。
「…なに言ってんだか。
てか正樹っていう人いいのかよ」
ん?
正樹?
あぁあぁあぁあぁーーーーーっ!!
ヤバ、忘れてた。
すっかり幸せに浸ってたよ。

