「うーん。

あ、じゃあさ!
どうして月夜は今私の告白断ったの?」





「は?
それは…」




「それは?

月夜の心の中には私以上に気になって仕方ない人がいるんじゃない?」





俺は彩芽のその言葉にドキッてした。




だって当たっていたから。





「そうかもな。

んじゃあ、俺帰るな」





「あ、待って!
いつでもいいから1日だけカラオケ付き合ってよ。

それでしょーないから今まで通りの
仲良しな幼なじみでいてあげる」



彩芽はニコッと笑ってそう言った。





「カラオケか…。
まぁ、いいよ。」




「ほんと!?
やったあー!」




彩芽は嬉しそうにピョンピョンはねていたけど

俺の心の中はなぜかモヤモヤしていた。