「なるほどね。

ありがと!!」



「おう。

てかそろそろ帰るか?

って言ってもまだ12時すぎだけど」



あ…そういえば早退してきたんだっけ?


「…あ、じゃあ私帰るね!

今日は本当にありがとね!!」



「俺家まで送ってこうか?
大丈夫?」



セイヤくんはそう言ってくれたけど



「ううん!
大丈夫だよっ」



私はあえて断る。



だって今、家に帰ったらお母さんに怒られちゃうもん!!


「そっか。気を付けてね?

…あ、ちなみに会計は俺がしとくからさっき喫茶店出ちゃっていいよ」



「えぇ!?

いいよ!私払うよ!」



悪いもん。



「…本当に俺が払うから大丈夫。

なっ?

大人しくおごられてないと学校にサボってる生徒がいます!って連絡しちゃうよ?」



…そ、それは困るな。


お母さんに連絡行ったら、夜ご飯抜きになる!!


セイヤくんなら本当にやりかねないし…。



「じ、じゃあ…お言葉に甘えて。

ありがとう」