早瀬くん、好き。





「す、好きだよ!!」


私がそう言うと壁に手をバンっとあてる。

私はいま、壁と早瀬くんに挟まれてる。


つまり、これは‥‥いわゆる"壁ドン"って奴だ。


壁ドンって言えば乙女の憧れじゃないか!!


「俺のこと好きならこうゆうこともできるってことだよな?」


そういって私の顎をクイッと持ち上げる。


え?え?



パニック状態な私。