～奈那子の中学時代～

あたしが中学の時はそんなに目立たなくて、
今の生活とは大違い。
ちょくちょく男子から呼び出されて告白されて…
があったぐらい。

ある日、クラスの人気者の男子から
急に呼び出されて告白された。

もちろんあたしは断ったけど、
それがクラスの人に見られて、
教室に入ったら黒板に大きな文字で
あたしが彼を振った事が書かれていた。

クラスの女子からは「振るなんて何様!?」
とか「可哀想。」とか色々いわれた。

男子は女子の目を気にしながら、
「あたしには一切関わるな」と男子だけで話したらしい。

あたしはクラスの1人ぼっちになった。
それに、いじめにもあっていた。
教科書を隠されたり、
スリッパに画鋲が接着剤でくっつけられたり…。

親は教師で話せるわけがなくて…。
なんども「死にたい」と思った。

リストカットなんて数え切れないほど…。

あたしは中学から遠くて
なるべく同じ学校の人がいない高校を受験した。