【黎人SIDE】

紗南に今回何があったか、想像がつかない。

でも、殺さないで…。と言ってることから、何らかのトラブルがあったことはわかる。

紗南「れ、い、と?」

黎人「そうだよ。どうした?」

紗南「わ、か、れ、よ。」

いきなり、言われても困る…。

黎人「なんで?俺の事、嫌いになった?」

紗南「ち、が、う。た、だ、こ、わ、い、だ、け。ひ、と、り、で、い、る、の、が。れ、い、と、は、か、え、って、こ、れ、な、い、こ、と、が、お、お、い、い、し、わ、た、し、が、い、る、と、め、い、わ、く。」

紗南はゆっくりと一言ずつ喋っってく。

俺が一人にさせてたせいで、こんなにも紗南を苦しめたのか…。

情けねえ。