【紗南SIDE】

私は、いい匂いで、目が覚めた。

黎人「目、覚めたか?」

紗南「うん。黎人、何作ってるの?」

黎人「味噌汁だよ。」

紗南「食べたい!」

黎人「よそうから、こっち、おいで。」

私は、ソファーから立ち上がり、リビングの方の椅子に座った。


黎人「はい。おかわりあるから、食べたかったら、言ってな。」

紗南「うん。ありがとう。」

私は、そう言って、黎人が作ってくれた、わかめと豆腐と油揚げの入った、味噌汁を飲む。