どれくらい泣いて居たか分からない。
すぐに止まると思った涙は意外と大量で、ティッシュを沢山使ってしまった。
悪い成分が入っているからか、はたまた量が多かったからか分からないけど、パンパンに腫れた目。
鏡を見た私は、思わず吹き出しそうになった。
だって、別人なんだもん。
両親に心配されるのは困るから、冷蔵庫から氷を持ってきて瞼を冷やした。
いきなりの冷たさに、血管がキュッと引き締まった感じがする。
そして、今までより少しだけ心が楽になった気がするのは、単なる気のせいかな?
バイト……辞めちゃおうかな。
元々、軽い気持ちで始めただけのバイトだし、明日から後少しとは言えやっぱり行きづらい。
うん、やっぱり辞めよう。
そしたら、翔君とも顔を合わせなくてすむからね。
私は、お店が終わる時間を見計らって、海の家に電話する事にした。

