バイト中、唯一の昼休みを私に費やしてくれた彩乃。
しかも、一緒になって泣いてくれた彩乃。
蓮の問いかけに、辛うじて
「うん」
と答えていた。
全てが嬉しくて、ずっと心配してくれていた彩乃の気持ちを無碍にしてた事を、ものすごく反省した。
私、もしかしたらかけがえのない人を、もう見つけて居たのかもしれないね。
普通の友情じゃない絆を感じ、どんな事があっても彩乃を助けようと決意していた。
『休憩中でしょ?バイトに戻って…』
『ごめん、又連絡するよ』
そう言うと、彩乃は慌てて電話を切った。
多分蓮が来たって事は、蓮と休憩の交代時間なのだ。
電話を切った私は、抑えて居たはずの色んな感情が流れだしてきて、又もや泣けてきた。
デトックス。
そう、これは心のデトックス。
全てを涙と共に流してしまえば、心がスッキリするはずなんだ。
そう思い、涙が無くなるまで泣いてみた。

