脱・不幸恋愛体質


今日でバイトを始めて、ジャスト2週間。

店長は、昨日

『天気が良かったら花火でもしようか』

なんてイベント宣言。

もちろん、私達は大喜びしながら昨日から晴れる様に祈ってました。

朝起きた私がはしゃぎ回っていると、家族や犬からも異様な目で見られて居たのは言うまでもない。


だからといって、バイト中にニヤニヤして良いはずも無く、蓮に頭を小突かれた回数は今日だけで6回にのぼり、彩乃をさらに呆れさせてしまった。


そんなこんなで、幸せ絶頂の私は無事に?!バイトを終えて、花火大会をする準備をしていた。


「お前、こういう事は早いんだな」


「うるさいな~蓮には関係ないじゃん」


鉄板の手入れをする蓮の横で、手際良く花火の用意をする私。

ぷっくり頬を膨らますと、蓮をキッと睨んだ。


「蓮、愛莉ちゃんをいじめんなよ」


そう聞こえるや否や、甘い香りが私を包み込んだ。