「まぁ、決めるのは愛莉だから自由だけど、今度こそ幸せになってね」


って、切実な感じで言われると何だか凹むんですけど……


「ありがとう。考えてみるわ」


私はそう言うと、彩乃が眠たそうな感じだったから電話を切った。

それから、布団に入っても色々と考えてしまい、逆に目がさえちゃったのです。

翔君の事を好きになっていく反面、蓮の言葉も気になったし、彩乃に言われて激しく否定したけど蓮の事も気になっていた。

いや、この気になる感じは多分恋とかじゃないと思うんだけど……


自信は無い。


もう、なにが好きって事なのか良く分からなくなっていた。

結局、何だかんだ考えて出た答えは、


【なるようにしかならない】


だった。
なんだそりゃ。


そんなこんなで、結局寝たのは夜中の２時位になっていた。