(どうせ、私はそれくらいの価値しかないよ。地味だし、ダサいし、ブスだし…………)



私は涙をこらえながら、掃除をした。























ガランッ




私は、手に持っていたほうきを放り投げた。




やっとのことで、掃除が終わったのだ。







(もうそろそろお姉さまたちがドアを開けてくれる頃かな。)






「え〜〜〜っ!ソレ、ホント!?」



!!




来た!




(…なんか二人で喋ってる?何にも聞こえな……………)





「今夜、山の上のお城で王子様が結婚相手を決める舞踏会をするって!!」