ひっく………ひ……ひっ……く… 泣いてても仕方ない、それは分かっている でも――――――…… 「私も舞踏会、行きたかったなぁ…………………っ」 ガチャンガチャガチャ ガチッ ギィ……… 扉が……… 外に出られた――――――……!! 「大丈夫かい?」 「!?」 「そんなにビックリしなくていい。私は貴方の味方よ」 味方………… 「おっと、自己紹介がまだだったわね」