柚那さんを救い出したまでは良かったらしいがその後に総長と柚那さんが打たれたと風の噂で俺達は聞いた。


あの時同じ場所に居た筈なのに何も知らなかった俺達


その事実を知るのは、あの翌日だった。


今日は烈火の総長の命令でみんなが集まっている。


「なぁ、噂聞いたか?」


「総長達が意識不明だってことだろ?」


「あー、俺もそれ聞いたぜ。」


そんな会話があいこちで飛び交っている。


そんな時だった。


倉庫の前で1台のバイクの止まる音がした。


出迎えてみれば烈火の総長様だった。


総長は何も言わずに幹部室へと向かった。


これから何を伝えられるのか。


そればかりが気になっていた。


しばらくして蓮さん、加代さん、彰、副総長そして烈火の総長さんが出てきた。


5人の周りにはやたらと緊張感が走っていた為に、こちらにも自然と緊張感が漂っていた。