あなたがいなくなって早2週間になる。


あたしは大切な、一番大事な人を亡くした。


絶望だった。


「貴女が茉奈ちゃん?」


突然話しかけられて、ふりむくと


そこにいたのはあなたのお母さんでした。


「はい。あたしが茉奈です。」

あたしは一礼した。


「快飛…」


快飛…大好きなあなたの名前。


耳にするたびドキドキするの。


「快飛がね……?あなた宛に手紙を書いていたの。」


「…手紙?…あの快飛がですか?」


「読んで…くれる?」


「はい。」



「それじゃあ、またね。茉奈ちゃん。」


「さよなら。」

とあたしは快飛のお母さんに一礼した。