盛田の温かい体温を手で感じながら、私達はイルミネーションを全て見回った。



「盛田………?」



「あ?」



素っ気ない返事。


なんで盛田の名前を呼んだのか自分でもわからない。


本当は心のどこかでこれ以上の幸せを望んでるのかな?


好きって伝えたいのかな?


でも、そんな勇気あるわけない。