私は盛田のことは見ないで電車を待っていた。



「ちょ、あれってさ、小林じゃない?」


え?小林って………私?


でも、声がする方向は盛田のいる方向だ…。



「しっ!せいちゃんダメだよ!ばれちゃうじゃん!」


え?


梨華…………?



ぱっと声の方向にむくと、そこには梨華がいた。

桐谷くんもいる。