小学校2年生の夏頃。
ママの再婚で引っ越す事が決まった。
その日の夜、私は家を勝手に抜け出した。
ほんの小さな家出。
家出した私は琉生くんといつも遊んでいた公園のブランコに乗りながら泣いていた。
「みゃーちゃんっ!!!!」
懐中電灯を持った琉生くん。
多分私を探してくれてたんだろう。
「……琉生くんっ」
「こんな夜中に家出して何やってるの!!危ないでしょ!?」
すごい焦った顔をしていた。
ギュッと力いっぱい抱き締めてくれた手は冷たかった……。
夏っていっても夜は冷える。
ずっと探してくれてたんだろう。
「…ごめんっ。………ごめんね、琉生くん……ふぇっ……」
「ん、大丈夫だよ。みゃーちゃん、怪我してない…?」
優しく頭を撫でてくれた。
「ぅん………」
「そっか、よかった」
安心したように笑顔で微笑んでくれた。
ママの再婚で引っ越す事が決まった。
その日の夜、私は家を勝手に抜け出した。
ほんの小さな家出。
家出した私は琉生くんといつも遊んでいた公園のブランコに乗りながら泣いていた。
「みゃーちゃんっ!!!!」
懐中電灯を持った琉生くん。
多分私を探してくれてたんだろう。
「……琉生くんっ」
「こんな夜中に家出して何やってるの!!危ないでしょ!?」
すごい焦った顔をしていた。
ギュッと力いっぱい抱き締めてくれた手は冷たかった……。
夏っていっても夜は冷える。
ずっと探してくれてたんだろう。
「…ごめんっ。………ごめんね、琉生くん……ふぇっ……」
「ん、大丈夫だよ。みゃーちゃん、怪我してない…?」
優しく頭を撫でてくれた。
「ぅん………」
「そっか、よかった」
安心したように笑顔で微笑んでくれた。


