「…っ、だから、お前一人じゃできねぇだろうから
俺が手伝ってやるって言ってんだよ!」
しょうがなくな、と付け足して言った。
…あ、あの悪魔がついに天使に…!?
「…おい、何してんだ。」
「熱は…ないみたいだね……」
不可解な言動に疑問を覚え、熱でもあるんじゃないかと
自分の額と祐介くんの額を重ねる。
「…っ、アホか!んなもんねぇよ!」
風のような早さであたしから離れる祐介くん。
「ったく…せっかく人が親切に教えてやるって……、あ」
祐介くんがニヤリと笑う。
その“あ”に、物凄い嫌な予感がしたのは気のせい……
「なぁ、契約しよーぜ」
…じゃなかったですね!

