あたしにつられて、
自分の声まで大きくなっていることに気がついたのか森澤くんは、
コホンと咳ばらいを一つして言った。
「んで、どうする気だ?」
もしこの写真がバラまかれて、校長先生の手に渡っちゃって
停学…なんてことになったら……。
…ダメダメっ!
それだけは絶対ダメ!
だったら…、不本意…だけど………!
えぇーいっ!
もう、やっちまえぇー!!
「………わよ……」
「…は?」
「…っ、だから、
あなたと契約結ぶって言ってんの!!」
そしてあたしは、
半、ってか…強制的に契約を結ばされ
あたし達の恋人生活(仮)が始まったのだった……。

