なんて、いつものようなバカ騒ぎを祐介くんと繰り広げる。



まぁ騒いでるのは主にあたしなんだけど……。




『続いての競技は学年別徒競走です。

出場者の方は入場ゲート前に集合してください。』




競技の招集を促すアナウンスが流れる。




き、きたぁ!!




「ほら、呼ばれてんぞ?出場者」


「うん!行ってくるね」




そう言って祐介くんにぶんぶんと手を振り、集合場所へと向かうのだった。




だけど、この時のあたしは知る由もなかった。


この後自分の身に何が起こるかなんて………。