『(仮)恋人契約』同様、断ると


写真を見せて脅され、今に至る……。




「ゆ、祐介…くん。」


「なんだ?未生」




やばい…、コレは想像以上に緊張するかも………。




「で、なんなんだよ?」


「あ、そうそう!

て、ててて手ぐらいは離してくれませんか!?」




きっと、さっきからの視線の理由。



あたしと祐介くんが手を繋いでいるから。



だからあたしは離してほしいんだけど………。




「もし離したらしゃs「あー!はいはい!分かりましたよぉー」




この脅しがあるから離せない……。




「…あのさ、未生」




教室に入る前に祐介くんはあたしに言った。




「昼飯、一緒に食おう…な?」




それも、今まで聞いたこともないような甘い声で


耳元で囁かれてしまった。