森澤くんと契約を結んで、数十分後……




「…なんなの!?この状況!」




そう、思わず叫びたくなるような状況になっているんですよ!



理由は、あの後なぜか「俺寝るから」と言って、


あたしの膝の上に頭を乗せ、

寝転がって寝てしまった森澤くんに



な・ぜ・か!!


膝枕をしている状態になってしまっているんですっ!



…重い。




「おーい…、森澤くーん…?」




はぁ…ダメだ。


全っ然起きないし………。




しっかし…、男の子なのに睫毛長いなぁー……。



顔だって、あたしみたいなのが横に並ぶのも気が引けるほど整ってるし。




近くでみると余計にカッコ良く見え……



…って何考えてるんだろ、あたし……。




「……何だよ?さっきから人の顔じろじろ見やがって…」


「…ん?ひゃぁぁぁああ!?」


「んだよ…、うるせぇ……」