「う〜ん……。こりゃ捻挫だな。


足だいぶ腫れてんし。」


うゎーうゎー!私の足さわっちゃってる


よーー!


「んー、このままじゃ歩けないな。


…よしっ!じっとしてろよ?」


「ふぇ?!」


え?!お姫様だっこ?!


ちょっ、これはマズイでしょ!


「おい!じっとしてろって!


学校遅れんぞ?桜ノ宮高校だろ?」


なんで?!なんで知ってんの?


「今なんでしってんの?とか思ったで


しょ?俺も今日からそこ通うから。」


え?!お、同じ学校なの?!


たしかに、今気付いたけど、桜ノ宮高校


の制服だ。


「せっかく、ここで会ったんだし、


同じ学校で3年間過ごして行くんだか


ら、自己紹介しとくな。俺の名前は


東城 樹。よろしくな。」