LOVE LOVE KISS♡

ーパチッー


きゃーー!目あっちゃったよ!


「ん?何?見惚れるほど俺の顔かっこい


い?」


「な、んな!」


わ、私慌てすぎ!


まぁ、見惚れてしまったのは事実なんだ


けどね。そんな事絶対言えないや。


ん?そういやなんかさっきから視線を感


じるような…。


ーはッ!


そういや愛菜先輩が後ろにいるはず…。


恐る恐る後ろを振り返ると……。


満面の笑み(というより、悪魔の微笑み


といった方が正しい。)で仁王立ちして


いる愛菜先輩が居ましたね…うん。


「樹……。ちょっと一回降ろして。」


「ダーメ。お前に拒否権はないって今さ


っき言ったばっかりだろ?」


「い、いや。そうじゃなくて……。


降ろしてもらわなきゃ樹の命も危ない


し……。ほら後ろ…。」


「なんだよ。後ろがどうかし…。」