結局、保健室までお姫様だっこのまま、

つれてきてもらった。


「あの、本当にありがとうございました


!ここからは自分で手当てするんで、


入学式、はじまってるらと思うので、


急いで体育館行ってください。」


「……いや。入学式めんどくせー。


それに手当てぐらいらしてやるよ。」


「え、でもそれは、樹くんに悪いです


し……。」


「いいから今は俺にまかせてくれ。


俺が好きでやってんだから。」


好きでって…!ひゃーー!私何ドキドキ


してんの?!まぁでもあんまり手当ては


得意じゃないし…。


「えっと、じゃぁお言葉に甘えて…。」


「それでよし!」