憧れなんだもん!!



6月の始め。
高校生活が始まって、普通に友達もできて、バスケができないこと以外は、全て順調だった。

「美優ー体育館行こー。」

いつも一緒に放課後体育館に向かう親友の優美(ゆうみ)。
優美は、彼氏がバスケ部なので、その彼氏を見に行くのだ。

優美の彼氏は、菅谷くんって言うのだが、菅谷くんは、1年生の中では、断トツのうまさだ。



私は、誰が目当てとかいうんじゃないんだけど、最近、2年生のセンターなのかシューターなのか、その人をとりあえず、見ていることが増えた。


体育館の周りには、いつもいつも見物客がいっぱい。
もちろん、あたしたちも見物客なのだが(笑)


まぁ、菅谷くんの彼女さんが付いているので怖いものなし(笑)



「ねぇー、美優!!美優はさ、これだけ毎日体育館に通ってるのに、美優的お気に入りは、いないの!? 」


「えっ!」


優美の突然の言葉にちょっとびっくりした(笑)



「何?美優のタイプは、きっと年上だから、小林(こば)先輩か、八街(やまち)先輩じゃない?あっ、美優は長身好きだから、八街先輩かな?」



「名前は、分かんないけど、あの先輩がいい。」

プレーしている中で自分の中では、最高にカッコいいと思う先輩だった。



「あっ、八街先輩ね(笑)」